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自身の病気「T細胞性急性リンパ性白血病」を調べ、理解し、治療と正面から向き合うことを目的とします。

強化療法HR2まとめ

強化療法HR2まとめ

概要

大量メソトレキセートを中心とする3週間の治療フェーズ

(1回目:2019年4月10日〜4月30日)
(2回目:2019年8月8日〜8月29日)

血液

1回目

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2回目

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投薬・検査

  • 表中の数字は、その薬剤の各週の投与day
  • dayと実際の日付の対応は「血液」の表を参照
week DEX VDS DNR HD-MTX IFO L-ASP
wk16/26 1-5 1, 6 5 1 2-4 6
wk17/27 - - - - 11
wk18/28 - - - - - -
  • DEX = デキサメタゾン = デカドロン
    • 20mg/㎡/日 → 9.5mg×3回/日
  • VDS = ビンデシン = フィルデシン
    • 3mg/㎡
    • DIV (<1H)
  • DNR = ダウノルビシン = ダウノマイシン
    • 30mg/㎡
    • DIV (24H)
  • HD-MTX = 大量メトトレキサート= 大量メソトレキセート
    • 5,000mg/㎡ (1回目) / 4,000mg/㎡ (2回目)
    • DIV (24H)
  • IFO = イフォスファミド = イホマイド
    • 800mg/㎡
    • DIV (1H)
  • L-ASP = L-アスパラギナーゼ = ロイナーゼ
    • 25,000U/㎡
    • IM*1

経過・できごと

1回目 (2019年4月10日〜4月30日)

  • 4/10 マルク

    • 所見なし
  • 4/27 [day17] 血球回復兆候

    • 4/30 [day20] から約2週間、一時退院

2回目 (2019年8月8日〜8月29日)

  • 8/26 [day19] 心エコー

    • 胸水があるように見えたが翌日のCTで異常なし
  • 8/27 [day20] マルク

    • 所見なし
  • 8/29 [day21+1] から約1週間、一時退院

体調変化 (辛かった順)

  • 味覚障害

    • 4/15 [1回目 day5] から
    • 8/9 [2回目 day2]から
    • 水が甘い
    • 風味が失われる
    • 1回目、2回目とも徐々に改善し、10日程度で治った
  • 吐気

    • day6でステロイドが切れてから強まった
      • ただし2回目はday4からそれなりに強く出た
    • day16〜17で落ち着いた
    • 2回目は突発的に「オエッ」ってなることがあった
      • 実際に嘔吐することはなかった
    • 酷い時は「ロラゼパム」内服で対策
      • ただしこの薬は眠気や無気力感を誘発する模様
  • 倦怠感

    • wk16/26
    • 大量補液による睡眠不足などが原因と思われる
  • 腰痛

  • 湿疹

    • 8/16 [2回目 day9] 顔にできた
    • 脂漏性湿疹っぽい
    • べピオゲルを塗っていたら治った
  • 胸痛

    • 4/24 [1回目 day14] から 2日程度
    • 動悸のような感じ
    • 特に心配なし
  • 発熱

    • 4/25 [1回目 day18] 37.6度
      • 翌日には下がった
  • 肥満

    • ステロイドのせいでお腹が出てくる
    • ちゃんとリハビリしても増えていく体脂肪率
    • 即座に害はないが「太った」という事実に悲しくなる

感想

大量メソトレキセートは吐気ももちろん誘発したのだが、何より「だるさ」が印象的だった。とにかく寝ても寝ても眠くて、1週目はほとんど何もできなかった。

そういう日々は薬が抜けるとともに終わるので、のんびり待てばいいと思う。

*1:筋肉注射