診断前・診断直後に支えになったこと
正直、全体を通してそんなに大きな不安に悩まされたりすることはなかった。
「なるようになるだろう」と比較的すんなり思える、自分の性格も大きいと思う。ただ、以下に書いたようなさまざまな支えがプラスになったことは間違いない。
両親が一緒にいてくれたこと
今回は、両親ともに病院に来てくれて、診察結果などは3人で聞くことができた。
知っている人が隣にいるというだけですごく心強かった。先生から説明された内容についてあれこれ話せたことでだいぶ気が楽になった。病気と関係ない話もたくさんできた。
病状を調べたこと
これは人によるかもしれないが、僕にとっては「今後どうなるかわからないこと」が最大の不安だった。だから、医報の特集記事をダウンロードしたりして、わかる限りのことを調べた。考えられる病気それぞれの可能性や治療法について比較検討した。
もちろん、調べることにより、治療の内容を知って不安になってしまうこともありえる。しかしその不安は、実際の治療が近づいて、医師から知らされてから感じたほうがいいものなのか?あらかじめ知っておいたほうが心構えができると思う。
現況をオープンにしたこと
話さないほうがいいのか?話すとしたら誰に言い、誰に言わないのか?これについてはかなり迷った。
結局、僕は一通りの近しい人に連絡し、このブログも一般公開することにした。
理由はいくつかあるけれど、秘密にしておくのは性に合わないなと思ったのが大きい。
実際、記事を書くことで、誰かに話したような気分になって気が楽だ。書いた記事は自分のためのまとめになるし、同種の病気を抱える人の役にも立つかもしれない。
現況を尋ねてもらえたこと
白血病との確定診断が下りた当日、親友が電話をかけてくれた。
彼は僕の容態について、必要以上に遠慮することなくいろいろ尋ねてくれた。「がんなら、転移はしてないの?」とか。それが嬉しかった。
上にも書いたけれど、秘密にしておくよりは話せたほうが気が楽だから、いろいろ聞いてくれるほうが嬉しい。
また、重々しいトーンではなく、普段通りの感じで話してくれたことで、「大したことはない、なんとかなる」という認識を強くすることができた。